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INTERVIEW

業界初に取り組める土壌で、
一流のREIT企業を目指す。

財務部 部長

財務部 部長

G.Aさん
2021年入社。財務経理本部・財務部長。リース会社、ベンチャーキャピタル、日系投資銀行での勤務を経て、REIT業界へ。2023年には業界初となる取り組みも実現。
G.A

財務は“REITにおける最重要ポジション”のひとつ

現在の仕事内容を教えてください

銀行からの借り入れや投資法人債の発行など、会社の資金調達が財務の基本的な担当業務ですね。当社はシンジケートローン形式を採用しているので、銀行借り入れでやりとりするのは主にメインバンク。例えば、新規物件を取得する際、銀行側に施設の概要を説明したり、年限や金利を調整して、資金を調達するというイメージです。定型的な業務も多いですが、非定型的な新規業務もあり、かつ金融商品取引業なので当然、数字にはかなりシビアな世界。ルーティンの中でも、いかに数字の正確性にこだわれるかが問われると思います。REITにおいては、アクイジションに並ぶ、最重要なポジションのひとつだと考えて日々の業務に当たっています。

REIT業界での財務担当。異色な求人に興味を持った

入社に至るまでの経緯は?

入社前もキャリアのほとんどを金融業界で積んでいました。具体的にはリース会社やベンチャーキャピタル、日系投資銀行ですね。REIT業界に就職したのは約10年前で、リーマンショックがきっかけ。当時は投資銀行で小さなSPCをいくつか運用していたのですが、業界全体が煽りを受ける中、REIT業界はあまり大きな影響を受けていないように見えて。リファイナンスで回していく業態なので、私募ファンドよりも安定しているのかなと思い、興味を持ちました。その後、レジデンシャルREITとホテルREIT、私募REITの立ち上げなどの経験を積んで、2021年に入社しました。

なぜ星野リゾート・アセットマネジメントに入社しようと思ったのですか?

前職を退職した後は、キャリアの長かったREITの財務に職種を絞って転職活動をしていました。とはいえ、財務担当は業界的にスポンサーからの出向がほとんどで、求人募集されることがまず無いようなポジション。そんな中でも、日本で唯一の観光産業に特化したREITである星野リゾート・アセットマネジメントでは募集がかかっていた。またとない貴重なチャンスだと思って応募しました。

未経験も業界初も、柔軟に受け入れる寛容さ

星野リゾート・アセットマネジメントらしいと思うポイントは?

REIT業界での経験は10年以上になるのですが、新たな取り組みに対して柔軟な姿勢を持っていることがこれまで在籍したREIT企業とは大きく違うポイントだと思います。REIT業界全体、新しいことに対してはかなり慎重になる傾向があります。前例のない取り組みは、社内で細かくリスクを説明しても、まず実現しないことがほとんど。そんな中、当社には新たな取り組みに対する寛容さがある。リスクを充分に考慮することは前提ですが、新しいことにチャレンジできる環境があるんです。実際に2023年には、J-REIT初となる「グリーンエクイティ・フレームワーク」と「サステナビリティエクイティ・フレームワーク」といったグリーン・サステナビリティエクイティ割合を明示する取り組みも実現しました。このチャレンジングな姿勢こそ、この会社らしさだと思いますね。

その他に会社の特徴だと思うことはありますか?

入社後の一番のギャップでもあるのですが、不動産金融も含め金融業界出身の社員が少ないことですね。一般的なホテルやレジデンシャルのREITは、即戦力を求めていることがほとんど。そのため、証券会社や不動産ファンド、銀行、REITなどといった金融系の企業から経験者を採用することが一般的です。ジョブ型の採用というイメージ。一方で、当社は星野リゾートからの転籍組やディベロッパーなど不動産系からの転職者など出身がさまざまで、REIT未経験で挑戦する人が多いです。これは業界的にもかなり珍しいことだと思いますね。その影響なのか、実務を丁寧に教える風土があります。REITではあまり一般的ではないOJTがしっかり組まれていたり、営業職やサービス業経験者もいるので、人懐っこく、コミュニケーションが取りやすい雰囲気がありますね。

シビアな業務を追求して、一流のREITに

今後の目標を伺えますか?

財務担当としては、まずは会社の格付けを上げていきたいと考えています。今回、格付けがAからA+にワンノッチ上がりました。とはいえ、世の中全体で見ると、AAが全体の6割程度を占めている状態です。当社も一流のREITとして評価されるように、各方面で取り組みを進めていきたいですね。

その他、会社の変えていきたいところはありますか?

当社の特徴であるコミュニケーションの取りやすい環境はそのままに、金融商品取引業らしく正確性をさらに追求していく必要があると思っています。穏やかな雰囲気の中でも、開示資料やプレスリリース、有価証券報告書などの数字一つひとつにこだわる姿勢を忘れないこと。誤植があれば訂正の開示が必要だったり、スマホやパソコンを紛失すれば金融庁に報告する必要があるシビアな世界ですから。当社らしいカラーは残しながらも、業務の質としては金融業らしいシビアさをより突き詰めていきたいですね。

まずは、日々の業務を積み重ねること

この会社にはどんな人が向いていると思いますか?

第一にREITの基本的な仕事である「投資家から資金を預かり運用すること」に対して、興味が持てること。自分や会社がどんな役割を担っているのか、なんのために日々の業務をするのか理解して働いてほしいですね。あとはルーティン業務や決まりごとが多い仕事なので、人によって向き不向きはあるかもしれません。専門知識やスキルは必要になりますが、「資金調達マニュアルなどで業務の取組手順が決まっている業務」ではあるので、個人的にはやりやすいと感じています。そして、新たなことにチャレンジできる土壌はあるので、定型的な業務を積み重ねて知見を深めていけば、いつかクリエイティブな取り組みも実現できるかもしれません。

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