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INTERVIEW

強みを活かして、未経験から会社の根幹を担う立場へ。

経理部 部長

経理部 部長

D.F さん
2017年入社。現在7年目。前職では大手銀行で法人営業や市場営業部門での仕事を経験。膨大な数字を操り、会社の未来を支える。
D.F

投資法人の未来を見極める仕事

現在の仕事内容を教えてください

各物件のパフォーマンス管理から、投資法人としての業績の見通しまで、社内の予実管理を検証する業務は一通り任されています。また、物件売買やそれに伴う増資、ローンなどの資金調達を行うにあたって、投資法人としてきちんと利益をもたらす結果になるか、シミュレーションをしたうえで判断するのも仕事です。エンジニアリング部から施工予算の相談があったり、アセットマネジメント部とともに物件のパフォーマンスを分析して賃料を検討したりと、さまざまな部署に少しずつ関わらせてもらっているイメージですね。最近ではさらに領域を拡大して、会社の業績予測を立てたり、先の見通しについてどういったターニングポイントがあるのかを社内向けに説明したりといった、経営企画に近い仕事もやらせていただいています。

得意領域で腕を振るい、「困りごと」を可視化

入社に至るまでの経緯は?

前職の銀行では、市場営業部門で外国為替に関する業務を行っていました。本部に在籍して、全国の法人営業部や海外支店から実績の報告を受け、それぞれの部署が掲げているKPIと照らし合わせて予算との差異を検証するのが主な業務。とにかく多くの数字を集めて、ひとつの資料に落とし込む仕事です。

やりがいはありましたが、家庭を優先しやすい仕事に就くため転職。もともと星野リゾートのファンでもあり、これまで培ってきた金融の知識も活かせそうだと踏んで、業界未経験ながらこの会社に話を聞きに行きました。転職活動時は投資法人の存在すら知らなかった自分が、アセットマネジメント1部のメンバーとしてジョインできたのは本当にありがたかったです。

なぜアセットマネジメント部から経理部へ異動したのでしょう?

入社当初、不動産やホテルREITについてはまだ知識が浅かったものの、前職でも担っていた数値管理・検証は得意な領域だったため、まずはそのスキルを活かしてできることを探しました。各々が個人で担っていたパフォーマンス管理や賃料算出などの数値分析業務に目をつけ、一手に受け持つことでバラバラだった情報を集約したんです。上長への数値報告も私の元に一元化し、売上や投資の状況について、どんな質問にも答えられるようにすることで「数字に強い人」として社内での立ち位置を確立。より視野を広げて投資法人全体の数字を扱うことができる経理部への異動を希望しました。

未経験者を助ける、風通しのいい社風

星野リゾート・アセットマネジメントらしいと思うポイントは?

「なんで採用してもらえたんだろう」と思うほど、業界に関しては経験がまったくなく、新しいことの連続でしたが、知識を得るにあたっては風通しのいい社風に助けられました。これまでに経験のある領域は理解もスムーズだったのですが、スキームや契約内容の理解、修繕費の見積もりなど建築や不動産に関わる内容はかなり勉強が必要でした。最初はひとりでは理解が追いつかないことばかりで、指導係としてついてくれていた同チームのメンバーに単語の意味などをイチから質問を続けてようやく理解が進んできたところです。同じ部のメンバーに限らず、部署を跨いでも接しやすい人は多い印象でした。それは時代を経て会社の規模が拡大しても変わらず、むしろ雰囲気はより良くなっていると感じます。

北海道でのフルリモート生活

今の働き方について、どう考えていますか?

実は妻の転勤を機に転居して、現在は北海道に住んでいます。妻も異動の多い職場に在籍していて、もし転勤となればついていきたいと考えていたので、「妻の異動先次第で働き方を検討したい」という相談は入社時からさせてもらっていました。コロナ禍に入ってリモートワークが浸透したタイミングで、妻がいよいよ転勤になりまして。いざ相談してみたところ、会社としてリモート制度を取り入れていたこともあり、特例として北海道からのリモートワークを認めてもらえることになりました。その過程で難色を示されるようなことも一切なく、「じゃあフルリモートですね」とスムーズに話を進めていただいて、本当にありがたかったです。

フルリモートをする中で、不安を感じる場面はありますか?

今となっては杞憂でしたが、リモートワーク自体、まだ働き方としては新しく、イメージが湧かなかったので不安はありました。セキュリティの問題や対面でないことによる業務の遅延などによって、自分にできる業務の幅が縮小していくのではないかと懸念していたのですが、蓋を開けてみたらそんなことはまったくありませんでした。リモートでは難しい業務が発生した場合は、部内のメンバーにサポートしてもらいながら、むしろ次々仕事が舞い込んできて、忙しくしています。出社がないことによる存在感の消失も特に感じることはなく、同じ業務を続けさせてもらっています。

業界への理解度を深め、グループの発展に寄与する

今後の目標を伺えますか?

私が主体となって動いているのは、将来の業績予想など、当社の未来を模索することですが、ゆくゆくは星野リゾートグループ全体の仕事に携わり、発展に寄与したいと考えています。これまでは得意な業務を軸に、整備が追いついていなかった仕事を見つけて、社内メンバーがより円滑に働けるよう会社を支えながら、担当領域を積極的に広げていました。今では会社の根幹を担う経営企画に近い仕事も任せてもらえているので、携わる仕事の範囲としては満足しています。次のフェーズとして、任せられている仕事を極めて、質に磨きをかけるために邁進する日々です。並行して、まだ不足している不動産やホテルの知識を蓄えることも欠かせません。知識と技術を高めながら、一段上のステージを目指しています。

幅広く、貪欲に知識を吸収するのが成長への道

この会社にはどんな人が向いていると思いますか?

知識を幅広く吸収しようとしている人が活躍しているイメージです。成長速度が早い人は、任された仕事を滞りなく進められるようになったら、隣の人は何をしているのか、別の部署ではどんな仕事をやっているのかと常にアンテナを張っている人が多い。知らないことに対して貪欲で、気がついたらとんでもない知識量を蓄えていたりします。そういう人と一緒に働くと私にとってもいい刺激となり、より前向きに仕事に取り組める環境です。専門知識の範囲内で、与えられた仕事だけをこなすこともできる投資法人の仕事において、「負けていられないな」と意欲的になれる人は、楽しく働けるのではないでしょうか。

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